[概要]
労働時間制度「シフト勤務(通常の労働時間制)」を適用している従業員に関して、予め設定した「週の所定労働日数」に応じて、年次有給休暇を自動付与することができます。
1年間の所定労働日数に応じた比例付与ではない点について、ご注意ください。
出勤率が80%以上の場合にのみ自動付与を行うことも可能です。
[目次]
[設定手順]
①従業員の労働時間制度で「週の所定労働日数」を設定する
≪新規に労働時間制度を作成する場合≫
1)左メニュー「労働時間制度」をクリックします
2)画面右上のプルダウンから「シフト勤務(通常の労働時間制)」を選択し、「追加」をクリックします
3)「週の所定労働日数」を入力します
4)その他の必要事項を入力し、「登録する」をクリックします
5)対象者へ労働時間制度を適用します
≪作成済の労働時間制度を変更する場合≫
1)左メニュー「労働時間制度」をクリックします
2)対象の労働時間制度の行の「編集」をクリックします
3)「週の所定労働日数」を入力します
4)「更新する」をクリックします
※その労働時間制度を適用した月次勤怠データが1つ以上確定されている場合、変更することができません。詳細は労働時間制度が変更できないをご確認ください。
②年次有給休暇の自動付与ルールを作成する
1)左メニュー「年休自動付与」をクリックします
2)「自動付与ルール」タブ内で、プルダウンから「比例付与あり」を選択し、「追加」をクリックします
3)年休自動付与ルールの名称を設定します
4)「1年目の付与方法」を選択します
※ 一部の日数を入社時に前倒し付与する場合は「1年目の付与方法」で「入社日とその◯ヶ月後に分割して付与」を選択してください
5)2年目以降に一斉付与を行う場合は「2年目以降一斉付与」で付与月を選択します
6)週の所定労働日数に応じて、1年目〜7年目以降までの付与日数を入力します
7)出勤率が80%以上の場合にのみ自動付与を行う場合は、チェックを入れます
ラクロー導入から1年経過後にチェックを入れることを推奨しています。ラクロー導入直後は労働時間の登録がないため、出勤率が低く算出されてしまい、年休自動付与が実行されない場合があるため。
※ チェックを入れる場合は、こちらもご確認ください。
8)「登録する」をクリックします
③従業員に対して、作成した自動付与ルールを設定する
≪ユーザー毎に設定する場合≫
1)左メニュー「ユーザー」をクリックします
2)ユーザー一覧画面から、対象のユーザーをクリックします
3)ユーザー詳細画面で、「編集」をクリックします
4)「年休自動付与ルールを設定する」にチェックを入れます
5)「年休自動付与ルール」を選択します
6)「更新する」をクリックします
≪CSV取込で一括登録する場合≫
1)左メニュー「ユーザー」をクリックします
2)右上の「CSVエクスポート」タブをクリックし、メニューから「従業員のデータをエクスポート」をクリックします
3)ダウンロードしたCSVファイルを確認し、「年休自動付与ルール」の項目に、作成した「年休自動付与ルール」の名称を入力し、取込用CSVファイルを作成します
4)「ファイルを選択」をクリックし、ファイルを選択して、「アップロード」をクリックします
[出勤率について]
≪休暇を取得した場合の出勤率の計算≫
下記手順で、休暇毎に、労働日(出勤率の分母)に含めるか、出勤日(出勤率の分子)に含めるかを設定できます。この設定に基づいて、休暇取得時の出勤率が計算されます。
1)左メニュー「休暇等申請」をクリックします
2)「法定/特別休暇」タブで、対象の休暇の「編集」をクリックします
3)「労働日に含める(出勤率の分母に含める)」「出勤日に含める(出勤率の分子に含める)」のチェックを設定し、「更新する」をクリックします
デフォルト設定は下記の通りとなっております。
≪出勤率の確認方法≫
下記手順で出勤率を確認できます。
1)左メニュー「年休取得一覧」をクリックします
2)対象者の氏名をクリックします
3)年休管理簿が表示され、「出勤率算定期間」「出勤日」「全労働日」「出勤率」を確認できます
≪出勤率が80%を下回った場合≫
年休は自動付与されません。必要に応じて手動で付与の登録を行ってください。
[注意事項]
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従業員に対して自動付与ルールを設定した翌日以降、年休が自動的に付与されます。本来自動で付与されてほしい日が到来してから自動付与ルールを設定しても、自動で付与されることはありません。付与されてほしい日を過ぎた場合は手動で付与してください
例)
■前提
- 自動付与ルール:1年目の付与方法「入社日の6ヶ月後に全て付与」
- 入社日:2022/04/01
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付与日:2022/10/01
上記の例の場合、自動付与を行うには2022/09/30までに自動付与ルールを対象者に適用しておく必要があります。2022/10/01以降に適用しても、2022/10/01に自動付与が実行されることはありません。
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「比例付与あり」の自動付与ルールでは、付与日数は下記3点によって決定されます
- 自動付与ルールの「付与日数」
- 労働時間制度の「週の所定労働日数」
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各従業員の入社日からの勤務年数
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各ユーザーの次回付与日と次回付与日数は、管理画面 > 年休取得一覧 > 設定 より確認できます ※管理者権限をお持ちのユーザーのみ閲覧可能です
- 適用人数が1人以上いる自動付与ルールは編集できません。自動付与ルールを変更する際は、新規ルールを作成し、各従業員に適用しなおしてください。